YOSHIDA ATSUO ACCOUNTING OFFICE

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ご挨拶

 なにやら、ここに来て、時代がバタバタしてきたような気がします。時代というものを、もし100万トンを越える巨大なタンカーに例えるとするならば、10年前に方向転換した舵がやっと効きはじめて、船首の向きが『新しい時代の景色』へ方向転換し終えた、という感じではないでしょうか。舵は、確かに、10年前に『新しい時代』へきられていたのですが、時代という巨大なタンカーの常として、ゆき足があるため、船首の先に見える景色は、相変わらず『見慣れた時代の景色』だったのです。
 かのP.F.ドラッカーは、彼の著書である「新しい現実」で、このような時代を見事に言い当てていた。「歴史にも境界がある。しかし、その境界(新しい時代の景色)は目立つこともなく、その時点(舵がきられたとき)では、特に気付かれることもない。だが、ひとたび越えてしまえば社会的、政治的な風景が変わり、気候が変わる、そして、言葉さえも変わる」と述べている。
 自衛隊がイラクのサマワへ派遣され、経世会は会長不在のままである。ネット関連企業が、次々にプロ野球に参画している。時代は変わったのである。それも変わって久しいのである。『新しい時代の景色』が、突然あらわれた、といってあわてふためくことは、したくないものである。

2004年 12月 吉日

吉田篤生会計事務所
所長 吉田篤生