YOSHIDA ATSUO ACCOUNTING OFFICE

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MESSAGE from Atsuo Yoshida

年賀状・ご挨拶


新年のご挨拶

 1990年1月の株価暴落を契機として、我が国の経済は長い停滞期に入った。我が国の1人当たりのGDPは1990年代半ばからほとんど上昇していないことが確認できる。また、雇用の流動化が進んだこの30年、日本では平均賃金(424万円)も増えていない。しかし、この現象は、我が国の人口構成を見てみれば当たり前のことかもしれない。我が国の総人口は2008年をピークに減少し続け、生産年齢人口も1995年をピークに減少に転じた。そして2050年には総人口は9,708万人、生産年齢人口(15-64歳)は5,001万人になる見通しだという。
 私たちの労働環境は、これからますますIT化が促進され、ロボット導入もさらに導入され、相当部分の知的労働さえもAIにとって代わられることは間違いない。いわゆる厚生労働省が推し進めようとしている「働き方改革」は、この潮流を見据えてのものではあるが、この手の政策で「官」が音頭をとってうまくいったという話はとんと聴いたことがない。と同時に第三次改造内閣の目玉政策として「一億総活躍社会」の実現が掲げられた。「生涯現役社会」の構築と実現である。2022年には「総人口の30%が65歳以上という時代が到来するのである。
 しかし内閣府が実施した「高齢者の経済生活に関する意識調査」において、「家計にゆとりはないが、それほど心配なく暮らしている」と感じている高齢者の割合は全体で7割を超えており、80歳以上では80.0%と高い割合になっている。じつはこの数字が意味するところが、我が国の穏やかな社会をカタチづくっている原因の一つになっているのではないだろうか。
 我が国は、八百万の神々が息づく、世界でも稀有な多神教の国である。国土の大部分が照葉樹林と落葉広葉樹林が混在する森林列島であり、南北に3,500kmという長大な海岸線を有する海洋列島でもある。和辻哲郎氏の著書「風土/人間学的考察」によるまでもなく、高温多湿なモンスーン地帯に居住し、春夏秋冬ごとに回遊してくるさまざまな魚介類に恵まれた生活誌は、今を無事に生きれば、来年も、約束された恵みがやってくるという文明や文化が醸成されてきた国である。
 もちろん、約束された恵みは、「正の恵み」ばかりではなく同時に地震や台風や豪雨や洪水、さらには火山爆発という自然災害と背中合わせの、「負の恵み」の脅威に身をさらされてきたことも事実である。自然を畏れ、自然を敬う文明や文化が、私たち日本という国の国民性を培ってきたことは間違いない。2020年は、世界中の様々な国で環境問題(気候変動)・貧困・紛争・人権問題・新型コロナ等の感染症と、多くの課題に直面せざるをえない年になることは間違いない。
 2030年を目標に掲げられたSDGs(持続可能な開発目標)実現のために我が国がどのような役割を果たしていけるか。たとえばコロナ感染禍において、我が国の感染者数は、世界的に見れば、一桁も二桁も低いさざなみレベルの数値である。この事実の凄さに、私たち日本人は、私たちの日本という国の潜在的な国力の可能性にもっと気づくべきではないか。

2022年 正月

吉田篤生会計事務所
所長 吉田 篤生

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Our Policy

コミュニケーションとは、知覚することであり、期待することであり、関与することである。
コミュニケーションと情報とは異なるものである。
しかし、情報が成立するためには、コミュニケーションが不可欠である。
コミュニケーションは、受け手側の願望・価値観・目的が合致すれば強力になるが、
もし合致しなければ、全く受け入れられないか、せいぜい抵抗されるだけである。
相手の知覚能力を超えているコミュニケーションは、何の意味も持たない。
人は、相手の経験に合わせて言葉を使い分けなければならない。
言い方さえも、相手の経験に基づいて為されなければならない。