YOSHIDA ATSUO ACCOUNTING OFFICE

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ご挨拶

 福沢諭吉翁は『学問のすすめ』の冒頭で、“天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らず”と述べています。但し、この言葉には続きがあり“天は人を平等に造ったが賢愚、貧富、貴賤の差は現実に存在し、その差は、学ぶか、学ばざるかによって生じる”と述べています。『学問のすすめ』がいわんとすることは、むしろ後者に重きがあるようです。
 竹内靖雄氏は、著書「日本の終わり」の中で“高齢化社会の賢明な生き方”として、 “これから起こる変化は、個人や企業が自分の利益を求めて冒険し、競争する中から生じるのであり、官と政がお膳立てをして制度をつくり、環境を「整備」してくれることで生じるのではない。すでに「無能レベル」に到達している官と政に、これ以上、仕事を増やして貰う必要はない。それよりは規制、その他の無用な仕事をやめることが官に要求される最大の仕事であろう。老化が進む社会では、こうした社会の皮下脂肪やコレステロールをそぎ落とし、減量して、高齢者もできるだけ自立して働くことで老化の進行を防ぐのが最も賢明な生き方であり、その覚悟さえ出来れば、21世紀の高齢化社会での日本人の生活はそれほど悪いものではないはずである”と述べています。私も、まったく同感である。“さらに学び続ける”という覚悟を新たにしよう。

2009年 1月 吉日

吉田篤生会計事務所
所長 吉田篤生

ご挨拶

 九気星によると、 2008年は「戊子(つちのえ・ね)」の一白水気性の星盤になるそうです。中国の古典によれば、「戊は茂なり。物皆繁茂す」とあり、<茂る>意味だそうです。草木が繁茂し、そのため風通しが悪くなり、虫食いや葉枯れ現象が起き、内憂外患の気配が増す傾向にあるため、鎌や鉞(まさかり)のようなもので、思い切った剪定、枝切りや植え替えが必要とのことです。ま、占いは占いで、当たるか当たらないかは「八卦」の世界なのですが・・・。
 年賀状にも書いたのですが、「偽」という漢字で締めくくられた2007年は、いろいろな「偽」が飛び交った時代でした。個の意見の総体が「叡智」となるか、「衆愚」となるか、そしてそこに、「自動秩序形成システム」が機能するのか。「Web進化論」を著した梅田望夫氏の、ネット社会における玉石混淆問題への投げかけでした。しかし考えてみれば、古来、我が国には「誰も見ていなくても、お天道様が見ているゾ!」という八百万の神への敬いと畏れが、「暗黙の了解≒自動秩序形成システム」として、機能していたはずです。人間性悪説でいくのか、人間性善説でいくのか、大きな転機の年になりそうです。

2008年 2月 吉日

      吉田篤生会計事務所
      所長 吉田篤生

ご挨拶

 “ 時代は、スパイラルして変化する ”30年前の1977年。「環境と変貌」をキーワードとする“不確実で多様な社会への対応”が求められていました。そして30年後の未来、つまり「今」。2007年がスパイラルしてきました。キーワードは、同じく「環境と変貌」です。
 しかし、このキーワードには“グローバル”という時代の大きさと、“インターネット”という時代の速さが付加されています。より広がって高速化したのです。スパイラルしたのです。これまでの過去30年間で起きたことが、これからの未来、つまり10年の間に興りそうです。“ドッグイヤー”です。国家間、そして個人間の欲望が対立を生み、国家も個人も自らの実体が、個の“姿&カタチ”になって顕れてきそうです。無心で無欲な人が生き残るでしょう。自らの位置を決めて、定めておけば、激変する時代の動きを看取できるのではないでしょうか。

2007年 1月 吉日

吉田篤生会計事務所
所長 吉田篤生

ご挨拶

 “生きている記憶(過去・知識)と生きている予測(未来・ビジョン)”
新しい社会の幕明けの2006年を迎えました。工業社会の原則や価値観はすでに破綻し、人の脳にある数十億の神経細胞が持つ、ネットワーキング能力を中心とする知識社会への変革です。‘過去に経験、記憶した知識’と‘未来を予測するためのビジョン’を、現実の行動の中で創造的に対話させることが、キーポイントとなります。創造的な知識とビジョンのネットワーク化に欠かせないものは、ハードディスク上のビットやバイトの蓄積ではなく、人との縁を大切にする≪信頼と誠実と尊敬≫に導かれた、人間同士の対等な関係の構築に他なりません。環境が激変する時には、人は多くの迷いが生じます。そのような時、自分の判断の基準を、自分以外の全ての人々にとって有用なことか?その人達の幸福に役立つか?という点に求めることが大切だと思います。

2006年 1月 吉日

吉田篤生会計事務所
所長 吉田篤生